笹原弘之教授が「2018年度精密工学会髙城賞」を受賞
2019年3月18日
工学研究院 先端機械システム部門 笹原弘之教授が、2019年3月14日(木)「2018年度 精密工学会髙城賞」を受賞しました。
■受賞名
2018年度 精密工学会髙城賞
■受賞概要
?受賞論文
「Chip Control in Turning with Synchronization of Spindle Rotation and Feed Motion Vibration, Precision Engineering, 53 (2018) pp.38-45. 」
?論文内容
XY軸の合成振動と主軸回転の同期による振動切削技術LFVを実現し、その振動モデルを定式化することにより、切りくず分断に必要な動作条件を幾何学的に導出した。切りくずを細かく分断できることで、工具への絡みつきや被削材表面への傷防止、切りくず容量の増大を解消できる。また、同送り速度の慣用切削に対してLFVでは比切削抵抗が減少することを明らかにした。
?賞の概要
本賞は精密工学分野で独創性に優れ、工業的価値が高いと認められる論文で、その内容が産業界主体で実施されたものを対象とし、精密工学の基礎技術分野での産業界の活動を促進することを目的として贈賞されるものである。
公益財団法人精密工学会(別ウィンドウで開きます)